元村有希子・田中泰義's profile理系白書ブログBlogLists Tools Help

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    June 01

    @仙台

    元村です。
     
    仙台に出張。東京よりこちらの方がお天気がよくて、日差しがある分暖かい。
    「いまの仙台は一年で一番緑がきれいだよー、でも1週間前の方が、緑が若々しかったね」と、タクシーの運転手さんがいう。
    青葉山に向かう途中は、本当にケヤキのトンネルで、心まで緑に染まりそうだ。
    そういえば6月。夏がもうすぐである。
     
    理学部で講演をした。
    東北大理学部は、わが同輩ことヤスが出たところである。
    それどころか、理系白書取材班の西川拓記者もそこ出身である。
    さらに2人、東北大学理学部卒の記者がわが科学環境部にはいる。
    冒頭、「東北大理学部は最大派閥です」と言ったら笑ってもらえた。
    2時間たっぷり使って、講演とディスカッション。さすがに疲労感が・・・。
     
    さて、これから知人と当地自慢のイタリアンを食べに行くのだ。
    March 22

    みたび大阪

    元村です。
     
    さて、今月3度目の大阪。きょうは中之島のホテルに前泊して、これから出動。
    ホテルのよしあしは設備の新しさだけでなくて、ホスピタリティで決まる、というのが私の意見だ。
    例えば3日ぐらい前に読んだ「山の上ホテル物語」で、創業者が追求したのは「旅館のもてなしの気持ちをもった小さなホテル」だったそうだ。
    じっさい、泊まって部屋に落ち着くと、お茶を持ってきてくれる。ロビーも居心地が良い。おいしいレストランもたくさんある。
    スタッフの人柄も良いように思う。(本では「ほっぺの赤い純情そうな少女が部屋を遠慮がちにノックして・・・」と何度も出てくるが、それはノスタルジーだろうな)
     
    このホテルは少し古くてサイズの大きいホテルだけれども、隅々まで手入れが行き届いているなあと思った。
    朝、部屋に届いた新聞が「毎日新聞」だった。これはポイント大きい!
    試みに、エレベーターまでの各部屋に届けられている新聞をチェックしたが、Y新聞と英字新聞ばかりだった。
    新聞の希望を聞かれた覚えはないから、私がチェックインのときに書いた勤務先を見ていてくれたのだろう。
    こういう何気ない気遣いがうれしい。
     
    惑星の定義を満たせなくなった冥王星の分類が「準惑星」となるようだ。きのうの学術会議で合意。
    「dwarf planet」の直訳として使われていた「矮惑星」は「字が難しく語感もよくない」として採択されず。
    海外では冥王星のplutoを動詞に使って「(チーム、プロジェクトなどから)外される」という表現が新しくできたとか。
    研究者から聞いたが、なんだかなぁ。
    February 21

    TEXもといTX

    名にしおう「つくばエクスプレス」に初乗車。
     
    きょうは昼すぎからつくばで用事。北千住から快速に乗ったら、終点(つくば)まで34分しかかからなかった。
    乗ってる間に原稿を書こうと思ってパソコンを持っていったけど、その暇がなかった。
    確かに速い。さらに、関東のだだっ広さが実感できる。
     
    昼食を北千住で済ませようと思ったら、駅ができたてだからなのか、私の段取りが悪かったのか分からないが、食べるところを見つけられなかった。
    コンビニでおにぎりを買って、寒風が吹きすさぶホームでほおばった。ちょっと寂しい。
     
    つくばはご存知のとおり、研究所の集積度が高い学園都市だが、東京から「ちょっと出かける」気にならない距離感がある。
    これまでは東京駅からバスで1時間10分。場所によっては、つくばセンター(バスの終点)からバスに乗り継ぐかタクシーでさらに10分、15分と走る。帰りは必ず、首都高速の上り線(都心向き)が混むので、研究所から最寄の駅までタクシーを飛ばし(3000円~5000円)、特急で帰ったりしていた。
    マイカー文化のない東京からのアクセスは悪かった。
     
    TEXがあれば、ちょっと楽になりそうだ。
    きょうお邪魔した研究所でも、見たことのない施設を見学させてもらって(それが本来の目的ではないけれど)勉強になった。
    お昼ごはん環境さえよければ・・・ね。
    August 27

    旅に出る

    思い立って夏休みの後半は旅に出ることにした。
    よって、書き込みが少々滞りますが、ご勘弁を。
     
    きょうは日本学術会議で開かれた「科学リテラシー」に関するシンポジウムに出かけてきた。
    米国で「Science for all Americans」(別名 Project 2061)を作ったラザフォード氏の講演などがあった。
    米国がターゲットにした2061年は、ハレー彗星が次に地球へ近づく年だ。
    そのときまでに、国民が身に着けたい科学的な知識や思考方法、判断力などを盛り込んだ指針である。
    教育がかかわるので、とても息の長い取り組みだ。
     
    パラパラと読んだけど、書いてあることが、あまりにも日本と似通っていたのにびっくりした。例えば、
    ・大人の多くは科学や技術に関心がない。
    ・考えるより知識の量を試すような授業や評価が学校にはびこっている
    ・技術への過信がある
    というようなくだり。米国でさえこうなのだったら、日本は深刻だなと思ってしまった。
     
    議論の後、参加者の人たちと話して印象に残ったのは、
    リテラシーというのは、「誰かさんが言ったことに、いかにうまくツッコむか」に通じるということ。
    いわれたことに対して、自分の知識や経験をもとに「ほんとかな?」と疑ってかかる(というと聞こえが悪いけど)智恵とスキルを身につける。
    科学政策や、食品の安全に関する情報や、新製品の「科学的効用」に関する宣伝文句に「うまくツッコみ」、「損をしない」あるいはもっと多くの情報を手に入れる、というような生き方。
    英国王立協会のスローガンには「決して盲信しない」という項目があるというのも教わった。
     
    「大阪の人はツッコミ上手だから、科学リテラシーの上達が早いのでは」という仮説も出ていた。
    そういうケースは米国で散見したので、そうかもしれない。
     
    さて、旅に出る前に宿題を片付けよう。月曜締め切りが二つと、火曜締め切りが一つ。どちらも今晩済ませるのが賢明なようだ。
     
    March 27

    初めての季節

    きのう、居酒屋理系白書は臨時休業。といっても仕事はしましたが・・・。

    埼玉県和光市の理化学研究所「鈴木梅太郎記念ホール」での、男女共同参画に関するシンポジウムに参加した。鈴木梅太郎といえば、ビタミンを発見した人じゃないですか!彼って理研にいたのか。

    理研はかつて「研究者の楽園」と呼ばれていたという。すでに戦前、研究成果をベンチャー経由で社会に還元し、その売り上げを研究に投入していた、というから、今よりよほど、柔軟だったわけだ。(特殊法人じゃなかったのも関係あるね)

    昨今は採用や研究費での競争が厳しいし、任期中に一定の成果を求められるしで、研究者にとってはキツイかもしれないが、日本を代表する研究所であることは間違いない。

    話を戻そう。理研の中には桜並木があって、満開の時はさぞかしきれいだろうなと思った。知人に聞いたら、桜の季節は敷地が開放されて、近隣の家族連れが来るのだという。

    東京は、きょうが開花日だけれども、少し遅れ気味。今年の桜の季節は残念ながら、アメリカで過ごす。

    5月15日に予定されているスペースシャトルの打ち上げ再開取材を担当することになった。その1カ月前イベントが来週、ヒューストンで開かれるに取材に行くことになったからだ。

    外国での取材経験はあるけれど、英語大丈夫かなあ・・・。でも最大の心配は、レンタカーでのドライブである。空港からホテルまで70㌔。大丈夫かなあ・・・。

    きょう、アメリカ人の知り合いに話したら「え?まじ?(英語でreally?)ドライブ歴は?左側通行だよ。みんな飛ばすし、大丈夫かな、気をつけてね」と本気で心配された。

    でも、誰にでも、一度は「初めて」の瞬間があるのだもの。それを乗り越えなければ、何も始まらない。初めて路上に出たとき、初めて左ハンドルの車に乗ったとき、記者になって、初めて取材に行ったとき、初めて独りで外国に行ったとき。いろんな「初めて」を、私はなんとか乗り切ってきたはずだ。

    4月は日本では、入学と就職のシーズン。みんな一つや二つは「初めて」を経験することだろう。

    みんな、頑張ろうね←初めて使ったぞ、ハート。